睡眠は健康のバロメーター

睡眠は健康のバロメーター

以前、心臓弁膜症の検査で心臓外科に行くよう勧められたこともあり、眠れなくて心身のバランスを崩したときがありました。それ以来「睡眠は健康のバロメーター」だと考えるようになり、寝不足には最大限の注意をするようになりました。

書籍やネット、新聞やテレビの健康番組など、ちまたには玉石混交の睡眠法が溢れていますから、自分に合った睡眠法を選び取るのは結構大変なものです。私は心身のバランスを保つためにこれまで様々な睡眠法を試してきましたが、以下の3点だけは怠らないように特に注意するようにしています。

まず、1番目に心がけていることは午前中に太陽光を浴びることです。普段は、自部屋の窓辺で10分程度過ごす事が多いですが、少し運動不足を感じた時などは、早朝5時頃ウォーキングに出かけるようにしています。朝に太陽光を浴びると生活リズムが整いやすくなり、就寝時間になると自然と眠くなるので、入眠障害に困っている人にはうってつけです。

そして、2番目に注意していることは、夜寝る前の1時間ほどの間は、副交感神経が優位に働くように落ち着いた時間を過ごすことです。
人間の生活リズムを司る自律神経には、心身の状態を活発化する交感神経と、心身の状態を落ち着いた状態に導く副交感神経の二つに分類されています。
副交感神経は本来夕方以降優位に働き出しますが、何かと忙しい現代においては、そのような事は考えていられないのが実際のところ。よって、少なくても就寝1時間前ぐらいからは、落ち着いた時間を過ごすように心がけています。例えば、ユッタリとした音楽を聴きながらエッセイを読んだり、線香を焚きながら物思いにふけったり。この時間帯に心を落ち着ける事ができれば、スムーズに入眠できるようになります。

そして3番目に注意していることは、寝るときの体温調整です。これは特に忘れやすいので注意が必要です。
深夜に目が覚めてそれ以降眠れなくなり寝不足になることはよくあります。その原因は、気温に適した寝具やパジャマを選んでいないことによりますが、そのことで夜中に冷えや暑苦しさを感じて目を覚ますことが多いのです。
よって、夜寝る前に夜中の天気予報を確認して気温に適した下着やパジャマを組み合わせたり寝具を取りそろえたりすることが大切になるのです。

他にも、熟睡するために大切な事はいろいろありますが、憶えやすくするために3つぐらいにポイントを絞り込むことが大切だと思っています。