日本人の体に合った1日2食の菜食中心の小食健康法
現代の日本での食事は一般的に1日3食が常識になっています。
しかし、1日に3食の食事をするようになったのは、明治時代からで、
それ以前は、1日に2食が常識でした。
何故、日本人が1日に3食の食事をするようになったかというと、
鎖国が終わり、西洋人が日本国内に入国するようになった時、
日本人は西洋人の体格の大きさに驚きました。
何故、西洋人は体格が大きいのか色々と考えたところ、
西洋人は、牛や豚などの肉を食べ、
しかも食事は1日に3回も食べていることが分かりました。
その当時の日本では、宗教的な理由で、
4本足の動物の肉を食べる事は禁止されていた為、
牛肉などは食べていませんでしたが、日本人も西洋人と同様に、
4本脚の動物の肉を食べ、食事も1日に3食にすれば、
西洋人並の体格になれる、と考え食生活を変えました。
そして、西洋式の食生活が導入され数十年たった昭和の時代、
確かに日本人の体格は大きくなり、体型も変わってきました。
しかし、健康面では明治時代には聞かれなかった
ガンなどの現代病などが発病するようになりました。
また、体力面でも、小学校の体力テストのデーターでは、
昭和の小学生の体力の方が劣っているという結果が報告されていました。
このように、日本人の体には、
伝統的な菜食中心の1日2回の食事が合っているといえます。
現代のネットでの情報でも、100歳以上長生きする人は小食の人である、
という情報もみられます。
ヨガをされている方は分かると思いますが、ヨガ道場では
「食事は朝は食べないで昼と夜の1日に2回にすること」と指導されます。
毎日の食生活をヨガ道場のように変えれば健康になるでしょう。
しかし、社会人の方は、付き合いなどもあり、
食事は玄米採食にし1日2食にするのは不可能です。
このような場合、大量に肉を食べない、肉を食べたらそれ以上に野菜を食べる、
そして、満腹になるまで食べないで、腹八分になるように調整するようにすれば
暴飲暴食をするよりも、
健康的な効果は大きくなると考えられます。